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はじめに
ベルリン国際映画祭で金熊賞を取ったドキュメンタリーです!日仏共同制作です!
これ言われないと全然わからんと思う…
フランスにある精神疾患のある人が過ごすデイケアセンターを丹念に描いたドキュメンタリー作品。
予告編を見てピンと来たのでぜひとも見たいと感じたので見に行ったらたまたま池袋の大きな映画館でやっていたので観た次第である。
https://longride.jp/adaman/index.html
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イキイキと生活する精神疾患者
デイケアの中では精神疾患を抱える人がイキイキと過ごしてる。絵を描いたりカフェの経営をしたりギターを弾いたりと自由。そういう優しさを内包した空間をそのまま描いている。観た後に深く考えさせらるいいドキュメンタリーだった。1つ気をつけてほしいのが単調なのですごーく眠くなる。体調は万全にしてね
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手段が目的とならないために
「こういう場所をもっと日本にも作るべき!」ってなるのもわかる。けど、こうしたデイケアがうまくいくためにはスタッフの技量と努力が不可欠。なのでなかなか難しい。これの詳しい話はパンフレットに寄稿を寄せた精神科医の斎藤環さんのコラムをぜひ読んでほしい。
時間を潰すためにお絵描きをさせるのではなく、主体的な治療の時間としてのお絵描きになるようにスタッフが工夫をしないとなかなか絵画制作を治療として使えないのかもしれない。
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さいごに
何かとギスギスしがちな今の世の中でこうした居場所が増えたら嬉しい。けど、それを大人が悪用しないようにしてほしいと願うばかりである。