2月に見た映画たち

 

聡美君?2月に映画見たんだってな?感想メモったん?え?忘れた?メモしなきゃアカンで?

 

 

ということで2月に見た映画をまとめます。

 

  • ボーは恐れている

 

色々詰め込みすぎてるパンフ

「ミッドサマー」でカルト的な人気者になった俺たちのアリ・アスター監督がホアキン・フェニックスという楽しいおもちゃとタッグを組んで描いた作品。3時間近い時間で徹頭徹尾イヤーなことしか起きず、最後まで観客をいい気分にはさせない強い意志を感じる。ボーの母親は歴代映画クソ毒親ランキングトップ10に入るクソ親だった。そりゃ強迫性障害みたいになるって…

この親がクズ過ぎる2024第1位

 

それだけでなく、ユダヤのオマージュとか家族の煩わしさ、精神障害への誤った見方などがミックスされており単純な嫌な映画ではないのがまたミソである。ラストでオカンの首を絞めるボーに思わずガッツポーズ。親から逃げることも時には大切なんですわ…

長いけど飽きがこない怪作です。アリアスター監督来日時のインタビューも面白いので見てね

www.youtube.com

 

  • 落下の解剖学

今年のブログで気になる作品で上げた一本。

snacheraoshima.hatenablog.com

ある男性の落下死事件から始まり、その真祖を探っていく話なんだが、やってることは現代のSNSのメタファー。すなわち、炎上によって一度こいつが犯人だ!ってなればいろんな証拠を鵜呑みにして悪い印象になってしまうということを表現している。主人公の女性作家が旦那との口論がある裁判は傍聴人がたくさんいるのに最後の決定的な証言の裁判は傍聴人がいないというのが象徴的だった。

しかし、タネがわかるとそれ以上の深みがなかった感もあり、肩透かしを食らった感は否めなかった。

あとはシベリアンハスキーが可愛いので犬を愛でる映画です。

 

  • さいごに

今月は2本でした。来月はいよいよアカデミー賞発表ですね