-
はじめに
ニチアサという用語をご存知だろうか?
ニチアサとは日曜日の朝にやるプリキュア、仮面ライダー、戦隊ヒーローのことを総称したものである。
こうしたニチアサ作品群は子供向けでありながらそれ以上にハマる大人が続出することでも有名である。
こうしたニチアサの中でカルト的な人気を得てしまったのがゼンカイジャーとドンブラザーズである。
毎年この時期になるとクロスオーバー作品が出てくるのだが、「やべー戦隊とやべー戦隊を混ぜて大丈夫か?」と公開前から大きなお友達をざわついてしまったのがこの「ドンブラザーズVSゼンカイジャー」である。
-
感想
まぁ気が狂いそうになるやつでしたね!
ゼンカイ世界→カシワモチワルドによってゾックスが洗脳されてカシワモチワルドよりエグい取り立てをする世界を別の世界のカシワモチを違法流通させて救う!
ドンブラ世界→ジロウとソノイサンが戦って勝ったジロウがボスになり同じ敵と戦うだけのブラック企業になってしまったドンブラメンバーが続々とドンブラザーズを辞めていく。そんな中、最強になったニンジャおじさんが登場。タロウが1人で戦い凶弾に倒れる。タロウの死に報いて戦うドンブラメンバーの絆と再生の物語!
そしてこの2つの世界が共闘して世界は元通りになり、それぞれの世界が進んでいく…
おかしい。何かおかしい。俺は何を書いているんだ…
それが間違いではないのが恐ろしいところ。終始、「あれ?俺は何を見ているんだ?」ってなるのが怖い。ファンムービーでありながらファンを困惑させながら納得させる狂った映画でした。
-
エブエブとの共通点
個人的に恐ろしいと思ったのが、今年のアカデミー賞を総なめにした「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」から社会的要素を抜いたらこれになるということです。
https://snacheraoshima.hatenablog.com/entry/2023/03/07/074256
筆者がエブエブ見た後の感想がこちら
あの映画と同じようなことを日曜日の朝に戦隊ヒーローとしてやっていた!という事実が恐ろしい…
この2つは「カオスの果てに見える世界はほんの少しだけ進んだ世界になる」というところで共通しており、それがすごく感動を生むところまで似てます。
筆者はこれを書いていて背筋がゾッとしてます。怖いです…
-
さいごに
この戦隊がパワーレンジャーとしてアメリカに出たらどうなるか今から心配で仕方がない…
来年も同じくクロスオーバーありそうだけども、今からキングオージャーの皆さんが心配になりました。
リタちゃんやヤンマ総長が過労死しそうだぜ…