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はじめに
突然だが、年末のテレビといえば何を想像するだろうか?紅白?ガキ使?色んな回答があると思う。2020年にスペシャルが公開された「岸辺露伴は動かない」シリーズもそのひとつだと筆者は考える。このシリーズが公開されるや否や瞬く間に大ヒットし、ついに映画化されることになった。
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空気感に合わないことはやらない
このシリーズは徹底して空気感に合わないことはやらない。例えば、黒い絵を巡って露伴の後をつけてきたオークションの競合相手とのシーン。ここでアクションに「行かない」。恐らくアニメ版ならスタンドを展開してバトルになると思う。こうした作品の空気感を壊すようなことをやらない選択ができる。こうした「空気感を壊すものをやらない」ことは実写版の成功に不可欠なんだなと思う。
また。基本の軸(過去の罪と折り合いをつけて生きる)がしっかりしてるからそっからはみ出さないのがすごくよかった。だからラストの奈々瀬回想も浮かない。それでいてちゃんとドラマの延長線になってるので大成功したんだろうなと。
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細かいところ
・露伴節が冴えすぎてる高橋一生さん
・泉編集のウエスト細すぎ
・ブログ用にデジカメを用意する泉編集。時代!(設定が2016年やし仕方ないね)
・オークションで張り合う露伴、解釈一致が過ぎると唸ったジョジョファンは多いと聞く
・なにわ男子の長尾君が演じる若い露伴が色んな意味で議論の対象になって荒れそう…
・木村文乃さんエロい
・でも長尾君のアップの画は露伴だったよ!
・木村文乃さんエロい
・露伴の婆さん完璧が過ぎる
・凱旋門!パリ!ルーヴル!美しさの暴力!
・ルーヴルに岸辺露伴が実際にいたらこうなるという雰囲気をしっかり出してるの凄すぎ。
・ルーヴルの地下ギリギリまでお出しすることができた俺たちの受信料
・ルーヴルの地下倉庫=ニチアサでおなじみの栃木の採石場をパンフレットで知ったワシ「やりやがったな!靖子!」
・黒い絵の謎のラストの露伴のヘブンズドアーの使い方が完全に俺たちの知ってるジョジョの手口
・泉編集とかいう黄金の精神の持ち主
・過去の罪と折り合いをつけて生きる!簡単そうで難しいぜ
・露伴体操にカットイン!天丼は2回まで!
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さいごに
ここ数年よくあるアニメ原作やマンガ原作の実写化の教科書みたいな感じの作品だったし、岸辺露伴シリーズの集大成だなと思いました。
で、今年の年末はどうすんだろ?ホンマに高橋一生さんにアワビ密猟させるんか?
https://www.gqjapan.jp/article/20230524-kishiberohan-movie-issey-takahashi-interview
とか言ってたら高橋一生さんが一生やりたい!って言ってるから割とガチで密猟やりそうなんだよなぁ…