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はじめに
最近の娯楽超大作の中でブームになっているのがマルチバース。
色んな作品でも見かけるようになった。アカデミー賞を無双したエブエブもマルチバースを取り扱っている。
既に公開された作品でも多く見られる。特に現在のMCUはマルチバースサーガと銘打って公開されている。
しかしながら、あまりにも複雑すぎる話が多くてとっつきにくいのも事実。ということで最近公開された映画からマルチバースをどう表現しようとしているのかを見てみようと思う。決してブログサボってめんどくさくなったからではない
(マルチバースについての簡単な話は調べれば出てくるので調べてね)
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ザ・フラッシュのマルチバース 一目でわかる表現
まずは、ザ・フラッシュにおけるマルチバースの話。
ここ数年マルチバースを出し惜しみしている感のあるMCUとは異なり、スパゲッティを用いてサクッと説明している。また、フラッシュのランニング(時間の進む方向)とこれまでの映画のシーン(過去と未来)を用いて一目でわかる表現を気にしている印象があった。
多元宇宙の衝突も過去の作品をうまく使って表現しており、ドラマとしてもわかりやすい話がよくできていた。(ニコラス・ケイジ版スーパーマンをお出ししたのは笑ったけど)
過去を繰り返して因果律が絡み合いすぎた結果、フラッシュが闇に堕ちるダークフラッシュもマルチバースと個人の関係について描かれていたのも◎
総じてマルチバースと個人のドラマとしてすごくよくできている作品だった。
まあやっとることはまどマギと大差ないんだがな!
ただ、DCのゴタゴタが隠しきれてない部分も多々あり、すごくもったいない印象も残った。今後どうなんだろう…
次に見ていくのはこの作品のマルチバース。
前作から地続きの作品ではあるが、マルチバースについてコミックスを使って表現できるのは実写版にない強みではある。やっぱりマルチバースを映画にするにはアニメの方が抜群にいい。
今作ではスパイダーマンの運命とそれに抗う特異点としてのマイルズのドラマが強く、一通りマルチバースについて理解してないと難しい印象がある。しかし、ある程度スパイダーマンについて知っていれば案外すんなり呑み込めるところも多かった。やはり知名度がないと理解しようという意欲につながらないのだろうか…カーンのパンチが弱すぎるのか…
あとは時間軸をバース〇〇という表現がしっくりきた。これでどれがメインの時間軸かよくわかる。フラッシュではわかりにくいメインの時間軸を追うのに役立つ。
最後に待ち構える衝撃的展開や次回作への期待感を感じる作品だった。ラストのチームグウェンは燃える
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さいごに
マルチバースについて2つの作品から考えてみた。ここから結論として感じたのは以下の通り。
- マルチバースを一目でわかる表現をどの作品でも工夫している
- マルチバースの表現として相性がいいのは実写版よりもアニメ
- マルチバースを理解する上でキャラクターの知名度は無視できない
- マルチバースの話でメインの時間軸を明示するのは重要
ということでマルチバースみんな楽しもうね!