「インディ・ジョーンズ 運命のダイヤル」感想 ハリソンフォードの終活とトンチキが9割

  • はじめに

インディ・ジョーンズといえばハリソン・フォードの代名詞のような作品である。そんなインディシリーズもついに今作の運命のダイヤルで最後になる。筆者はディズニーシーのアトラクションくらいしか縁がなかった。

いつもお世話になっております!

 

が、つい先日の金曜ロードショーで過去の作品を一気に放送してくれたので過去のインディシリーズをある程度予習して今回の作品に臨むことができた。

 

  • 老いを隠さないハリソンの潔さ

今回のインディ、ハリソンの老いは隠しきれない。冒頭の裸を見てすごく痛感させられた。かつてのアクションも厳しそうである。冒頭のナチVSインディのシークエンス、スタンドダブル使ってるとはいえ、80歳のハリソン・フォードにできるギリギリのラインなんだろうなぁと感じた。しかし、そんな中でもスターの生き様を残そうと感じられるシーンも多かった。予告編などで見られた乗馬シーンは80近いおじいちゃんには見えなかった。そうしたスターの生き様を見せつけてくれたことに感謝したい。

  • 最強のペテン師のヘレナ

今作の実質的な主役であるヘレナさん。パンフ読んだら演じてる女優さんがハンソロのスピンオフに出てた方と書いてあった。縁がある。今回はヘレナを軸に考古学の知恵袋インディと技術屋のテディのパーティがハチャメチャしていくってだけのお話である。インディはアクションは無理でも考古学の知恵袋として活躍できる作劇になっていてよかった。ラストにローマで死のうとするインディをヘレナがグーパンして現代へ戻すシーンはインディの人間臭さとインディに影響されたヘレナというインディシリーズの引き継がれし意志を感じてよかったと思います。インディシリーズのラストに相応しい作品でした。

  • マッツ!マッツ!マッツ!

そして俺たちのマッツ・ミケルセン地味な格好しても色気を隠しきれない俺たちのマッツ。かわいい。冒険慣れしてないマッツ。かわいい。そして最初のどこか頼りないイメージのある冒険ルックからナチの軍服に着替えた瞬間に恐怖の大魔王感を出す俺たちのマッツ。カッコいい。

以上です。インディに興味ない人もマッツでお金が取れるので見てね!

 

  • 細かいところ

・偏屈爺さんになったインディ、既視感がありすぎて謎の頭痛がする
・考古学をわかる人に会うと早口になるインディさん。間違いなくこちら側の人間。 ハリウッド大作でヲタク特有の早口よく見るようになったね(しろめ)
・この作品に流れるエッセンスを抽出することに関しては右に出る者がいないディズニーさん
・最後のローマ時代のシーンはCGの進化を感じる…
・エンドロールにコロナ専門のスタッフが出てきて驚いた

 

  • さいごに

インディシリーズのラストに相応しい作品になっていた。見終わった後に「いいラストだった」とほっこりする作品でした。

 

ディズニーさん、相変わらず権利を主張してきますね!