IMAXで見るべき映画のひとつだと思う
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はじめに
ナポレオンの生涯をリドリー・スコット監督、ホアキン・フェニックス主演のコンビで描く。
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島耕作みたいって言ってた人の気持ちがわかる気がした
ナポレオンといえばこの肖像画がパッと浮かぶだろう
こうした英雄譚を期待して見ると肩透かしを喰らうかもしれない。実際のところ愛と権力に狂う天才軍師という趣の話である。戦略の才がある軍人がフランス革命の混迷の中でもがいていく様を描いている。
皇帝になった後、ロシア皇族とウィットに富んだ話ができないシーンが印象的だった。軍略の才以外に何もない男を印刷づけている。
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圧巻の戦争シーン
トゥーロン港の奇襲、アウエルシュタッドの大砲撃、ワーテルローの完敗と戦争シーンが圧倒的リアリティで迫ってくるのはやっぱり凄かった。冒頭にIMAXで見るべき作品といった理由がコレ。マイゴジもそうだったが、VFX感を感じさせないリアリティのある映像美が素晴らしい。
また、こうした戦いで軍略に長けたナポレオンが最後は真っ向から向かって負けたという無情感も際立つ。
この重厚な戦争シーンで入場料の元がとれるのでIMAXなど質の高いスクリーンで見てほしい
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細かいところ
・トゥーロンで馬が砲撃で死ぬシーンがあり、人が死ぬより酷い。
・結構ガチ目に子作りするシーンはなかなかにアレ。
・時間が経つにつれホアキン・フェニックスとヴァネッサ・カービーがやさぐれていくのすき。離婚のシーンのコント感もすき
・ヴァネッサ・カービー演じるジョセフィーヌがいい。アカデミー賞で助演女優賞狙えそうって言われるのも納得。
・最後の枯れていくところに見え隠れするホアキン・フェニックスさんの魅力
・パンフのインタビューが少ないところにストライキの影響を感じる
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さいごに
久々にIMAXで見てよかったと思った一本でした。
最後に一言。
フランスってこえー…