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はじめに
監督是枝裕和、脚本坂本裕二、音楽担当坂本龍一と邦画ドリームチームで描いた映画「怪物」
これは素晴らしい映画ですね!勝ったな!
https://news.yahoo.co.jp/articles/42b7f3ac30fdd627abaacc815569915facee66aa
なんと!カンヌくん渾身のおもらし!
やっちまったな!ということで、公開前からネタバレを喰らい、今シーズンの個人的ネタ映画枠に名乗りを上げてしまった怪物の感想をタラタラ書いていこうと思います
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キラキラ少年の百合
やはり作品のキモは少年2人の関係性になってくるんだけど、もうこれがキラキラしていて。瑞々しいというか。上の写真を見てほしいけど、下手な恋愛映画よりもピュア。こういう少年のキラキラした輝きを掬い取れるのが是枝監督の真骨頂であり、活躍できるんやろなと。
個人的に感情移入したのは麦野湊くん(安藤サクラがやってる役の息子)の方。
彼はいろんなことをわかりすぎてしまっている。クラスで同性の子に恋をするとどうなるか理解している。田舎だとこういうのは一瞬で広まっていく(この映画は田舎クソムービーでもある)。そうした葛藤の末に彼は最後に星川君を選んだのだ。
純愛だね。うん。
今年度の百合映画はこれで決まり!
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怪物になる大人たち
怪物になる人間の本質って何か?そこがもう一つのテーマである。これを3部構成で複雑に絡ませていく。
理性と感情のバランスが崩れた時に人は怪物になっていくのだろうか?というのが筆者の考えである。理性を失った大人のリアルさにゾッとする。特に校長先生の田中裕子が怖い。感情がない不気味さが恐ろしかった。
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さいごに
賛否両論あるし、筆者も強引さを感じたシーンもあった。それでもこういう人間の本質を描く作品にチャレンジしてほしいよね…
是枝さん、人間の本質を描いた映画の合間でいいから海町diaryのような綺麗な女優さん大集合エンタメを作ってほしいと願うばかりです
顔のいい女優アベンジャーズ感ある